いくら


 イクラ、スジコともに、鮭・鱒類の腹子(卵巣)を塩漬け加工したものです。薄い膜に包まれたままの腹子を塩漬けにし、熟成させたものがスジコで、薄い膜を取って卵の粒をバラバラにして塩漬けにしたものがイクラです。欧米では「レッドキャヴィア」とも呼ばれ、日本でも昔、「食卓のルビー」と呼んだ時代もあって、食卓にイクラが出ていると豪華に見えるから不思議な食べ物です。
 ご家庭で、独自の「うちだけの味」のイクラを作ってみては如何ですか?オレンジ色に光って粒々がはっきり輝いている「生のスジコ」を買い求めて下さい。


                                  ☆ ☆ ☆

 大きめのボウルにお風呂の温度位のお湯を用意し、塩を入れて海水の濃度にして下さい。これにスジコを入れてつぶさないようにほぐします。卵の表面が白くなりますので、初めて作る方はびっくりしますが安心して下さい。失敗ではありません。バラバラになったら冷水で洗い、ザルに上げて水を切ります。醤油、塩、酒、みりん等、好みの味付けで、一晩ねかせていただければ「特製イクラ」の出来上がりです。経験を重ねるたびに美味しいイクラが出来るはずです。

 スジコやイクラは、成魚(サケ・マス)以上に高濃度のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を含んでいます。頭が良くなるといわれ、動脈硬化、心臓疾患の予防に最適です。「若返りのビタミン」、体に抵抗力をつけるビタミンEも多く含まれています。醤油漬け、塩漬けにするとき、うま味調味料を少々加えると、味を補うだけでなく、イクラの色を鮮やかに仕上げる効果もあるのでお試し下さい。