ナイルアカメ

標準和名
学 名
分 類
流通名
ナイルアカメ(阿部, 1993)
Lates niloticus
スズキ目アカメ科アカメ属
ナイルパーチ、白スズキ

地方名
Ishr(カイロ)、Samoose(アスワン)、Aigle(スーダン)、Sangala(タンザ ニア)、Nile perch

大きさ
1.8mになる。

特 徴
 頭部はくぼみ、眼が小さい。鰓蓋(さいがい、えらぶた)に棘(とげ)が1本ある。体高は高い。腹鰭基部に突起がある。側線は尾鰭後端まである。尾鰭後端は丸い。幼魚にはまだら模様があるが、成長に伴い、全身銀白色になる。

主な産地
タンザニア、ケニア、ウガンダ、マリ、ナイジェリア、エチオピア.

生 態
河川や湖の流れの緩やかな場所にすみ、主に小魚を食べる。

輸入量
統計資料はないが、ケニア、ウガンダ、タンザニアから輸入される魚のフィレのほとんどは本種と思われる。(2000年は7196トン)

築地の入荷量
統計資料はないが、冷凍のフィレが通年入荷する。

利用方法
塩焼き、付け焼き、蒸し物など。

備 考
アカメ科の魚は世界に約22種知られている。日本には和歌山県・高知県・宮崎県にアカメLates japonicusが、琉球列島以南にアカメモドキPsammoperca waigiensisが分布する。また、東南アジアからオーストラリア、インド洋に広く分布するバラムンディ(Barramundi)Lates calcariferも輸入されることがある。
 ナイルアカメは、アフリカ各地で移植や養殖が行われている。タンザニア・ケニア・ウガンダにまたがるビクトリア湖には、1953年に下流にあるアルバート湖から移植された。 1980年代以降、ナイルアカメが急速に増え、在来魚を食害し問題にもなっている。
 古代エジプトでは重要な魚とされており、そのミイラが残されている。

参考文献
阿部宗明. 1993. ナイルアカメ. 新顔の魚, 23:6.
Eccles,D.H. 1992. Field guide to the freshwater fishes of Tanzania. FAO
  species identification sheets for fishery purposes. FAO,Rome.
Pitcher, T.J. & P.J.B. Hart eds. 1995. The impact of species changes in African
  lakes. Chapman & Hall, Glasgow.

(注・提供資料から一部アレンジ)
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