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マアナゴ

標準和名
学 名
分 類
マアナゴ
Conger myriaster
ウナギ目アナゴ科マアナゴ属

流通名
地方名
あなご(穴子)
ごま(山口県小野田)、すけ(福岡)、どぐら(有明海周辺)、はかりめ(東京、神奈川)、はも(北海道、東北)
common Japanese conger・whitespotted conger(英名)、星康吉鰻・星鰻(中国)、Пятнистый конгер(ロシア)、pung-jang-o(韓国)

大きさ
特 徴
 90cmぐらいになる。
上顎は下顎より前にあるが、上顎の歯は露出しない。上唇の溝は深く、上唇が折り返されたようになっている。
体色:体は茶褐色で、腹部は銀白色。背鰭と臀鰭の縁は黒い。側線とその上方に、瞳孔より小さい白点列がある。

主な産地
生 態
愛媛県、愛知県、山口県、兵庫県、島根県。
沿岸からやや沖合いの水深100mまでの砂泥底にすむ。産卵期は4〜6月(中・西日本では6月〜12月)。抱卵数は430万粒。産卵後3日で孵化し、葉形仔魚(レプトケパルス)となって浮遊生活をおくる。53〜75日で変態し、沿岸の砂泥底に移る。葉形仔魚の餌は長い間不明であったが、最近、尾虫類の包巣や尾虫類などの動物プランクトンの糞粒であることがわかった。成魚は、甲殻類や小魚、イカ・タコなどを食べる。雌の方が成長が早く寿命が長いようである。

輸入量
利用方法
統計資料はないが韓国や中国から輸入されている。
天ぷら、かば焼き、甘煮、寿司だねなど。
旬:夏

備 考
2〜5月頃に市場に入荷する「のれそれ」は、本種の幼魚。
 早鮨(江戸前鮨)のネタとしては最古参の1つ。江戸時代の風俗を解説した『守貞漫稿』(1837-53)には、「江戸、今製ハ、握リ鮓也。・・・白魚、マクロサシミ、コハダ、アナゴ甘煮長ノマゝ也。」とある。
 東京湾で漁獲されたものは、今日でも「江戸前」と呼ばれ、高値で取り引きされる。  

参考文献
おさかな普及センター資料館. 2002. Q&Aシート001. 「のれそれ」
喜多川守貞. 1833-1853. 守貞漫稿.
水産庁水産流通課. 1998. 水産貿易統計.
東京都. 2001. 平成12年度東京都中央卸売市場年報水産物編.
中坊徹次(編). 2000. 日本産魚類検索 全種の同定 第2版. 東海大学出版会, 東京.
鍋島靖信. マアナゴの成長と食性. 海洋, (8)
日本魚類学会(編). 1981. 日本産魚名大辞典. 三省堂.
農林水産省統計情報部. 2001. 平成11年漁業・養殖業生産統計年報.
望岡典隆. 2001. マアナゴの初期生活. 海洋, (8)
山田梅芳. 1986. マアナゴ. p. 68-69. 山田梅芳ほか編. 東シナ海・黄海のさかな. 水産庁西海区水産研究所, 長崎.
  

(注・提供資料から一部アレンジ)
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