マアジ

標準和名
学 名
分 類
流通名
マアジ
Trachurus japonicus
スズキ目アジ科マアジ属
あじ、きあじ、くろあじ、まめあじ、せきあじ、ごんあじ

地方名 あじ、じんた、のどぐろ

大きさ 40cmになる。

特 徴

背鰭は2基ある。体は側扁(そくへん:左右から押しつぶされた形)する。臀鰭(しりびれ)の前に少し離れて2本の棘がある。稜鱗(りょうりん:ぜいご、ぜんご)は側線の全体にわたってある。綾鱗数は69〜73。側線の背側分枝は第2背鰭起点直下で終わる。眼はやや大きい。


主な産地 長崎県、島根県、茨城県、鳥取県

生 態

沿岸から沖合の表層から水深100m付近を遊泳する。産卵期は西日本で1〜5月、東日本で5〜7月。約10万粒の浮遊性の卵を産む。2年で26cm、3年で30cm、4年で32cm、5年で34cmになる。動物プランクトンや小魚を食べる。


利用方法 干物、フライ、刺身、たたき、塩焼、煮付け、唐揚げ、南蛮漬け。旬は夏。

備 考

マアジには”黒あじ”と”黄あじ”と呼ばれる2型がある。”黒あじ”は沖合遊泳性で、体はやや細く黒ずむ。”黄あじ”は沿岸定着性で、体はやや太く黄色がかる。両型の間には形態的に明瞭な差がみられないため、現在、これら2型はマアジの分布による変異(違い)と考えられている。市場では、”黒あじ”より”黄あじ”の方が味が良いとされる。
 マアジ属の魚は太平洋、インド洋、大西洋の温暖海域に広く分布し、14種および亜種が知られている。マアジはニュージーランドに分布するニュージーランドマアジによく似ており、これら2種を同種とする考えもある。現在、日本に輸入されている主なマアジ類はニシマアジ(オランダ、アイルランド)、マアジ(韓国、中国)、ニュージーランドマアジ(ニュージーランド)である。


参考文献

落合 明・田中 克. 1998. 新版 魚類学 (下) 改訂版. 恒星社厚生閣, 東京.
岸田周三. 1986. マアジ. p. 170-171. 山田梅芳ほか(編). 東シナ海・黄海のさかな. 西海区水産研究所, 長崎.
瀬能 宏. 2000. アジ科. p. 791-808,1554-1557. 中坊徹次(編). 日本産魚類検索全種の同定 第2版. 東海大学出版会, 東京.
農林水産省統計情報部. 2002. 平成12年 漁業・養殖業生産統計年報.
Shaboneyev,I.Ye. 1980. Systematics, morpho-ecological characteristics and origin of carangids of the genus Trachurus. Vopr. Ikhtiol., 20(6): 787-799. (In Russian)
Suda,Y.,M. Shimizu and Y.Nose. 1987. Morphological variations of the Japanese jack mackerel Trachurus japonicus. Nippon Suisan Gakkaishi, 53(11): 1913-1919.


(注・提供資料から一部アレンジ)
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