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マルアナゴ

標準和名
学 名
分 類
流通名
マルアナゴ
Ophichthus remiger
ウナギ目ウミヘビ科ウミヘビ属
あなご

地方名 Anguilla(ペルー)

大きさ 83cmになる。

特 徴

尾鰭はなく、尾の先端は硬く尖る。吻は細長くない。眼は口裂の中央付近にある。上顎には鋭く細かな歯が2列に並ぶ。大きな犬歯はない。背鰭は胸鰭先端上から始まる。頭部を除く体表に細かい縦皺(しわ)がある。背面は茶色で、腹面は黄色がかる。側線に沿って瞳孔大の白点が1列まばらにある。鰓孔は黒い。


主な産地 ペルー

生 態

砂底にすみ、小魚などを食べると思われるが、詳細は不明。


利用方法 マアナゴの代用(煮あなご、刻みあなご、寿司だねなど)

備 考

ウミヘビ科の魚類は世界中で約250種、日本近海に32種が分布しているが、ほとんど利用されていない。骨が硬かったり、量が少なく流通するほどまとまらないなどの理由が考えられる。マルアナゴは、南米でも食用にされているという(阿部, 2003)。
 南米西岸に分布するマルアナゴ Ophichthus remiger は、以前、フロリダ・西インド諸島からブラジルにかけて分布する O.ocellatus* および O.puncticeps とお互い混同されていた (McCosker et al., 1989)。阿部 (1989)もマルアナゴを O.ocellatus と査定した(阿部, 2003:187ページ参照)。
 マルアナゴは側線に沿って瞳孔大の白点が1列まばらにあることで、O.ocellatus(体側に中心が明るい暗色点が散在する) および O.puncticeps (側線に沿って眼径大の白点が約20個並ぶ)と容易に区別できる (McCosker et al., 1989)。

*現在、ゴイシウミヘビ属 Myrichthys に含められている (McCosker et al., 1989)


参考文献

阿部宗明. 1989. マルアナゴ(新称). 新顔の魚XIX. 伊藤魚学研究振興財団, 東京.
阿部宗明. 2003. 新顔の魚 1970-1995(復刻版). まんぼう社, 千葉.
Evermann, B.W. & L.Radclife. 1917. The fishes of the west coast of Peru and the Titicaca Basin. U.S.Nat.Mus.Bull., 95.
McCosker,J.E.,E.B.Bohlke & J.E.Bohlke. 1989. Family Ophichthidae. E.B.Bohlke ed. Fishes of the western North Atlantic, Pt.9, Vol.1. Orders Anguilliformes and Saccopharyngiformes. Mem. Sears Found. Mar.Res., I.Yale Univ., New Haven.
McCosker, J.E. & R.H.Rosenblatt. 1995. Ophichthidae. Fischer, W. et al. eds.Guia FAO para la identificacion de especies para los fines de la pesca. Pacifico centro-oriental. Vol. III. Vertebrados-Parte2. FAO, Roma.


(注・提供資料から一部アレンジ)
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