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マジェランアイナメ

標準和名
学 名
分 類
マジェランアイナメ
Dissostichus eleginoides
スズキ目ノトテニア科

流通名
地方名
メロ、銀ムツ
Patagonian toothfish(英名)、merluza negra(アルゼンチン名)、Bacalao de profundidad(チリ名)

大きさ
特 徴
215cmぐらいになる
全身に細かい鱗があるが、頭頂部にはない。背鰭は2つある。胸鰭は大きく扇状。側線は2本あり、下のものは体の中央付近から始まる。
体色:全身、黒褐色。小型のものは色がやや薄い。

主な産地
生 態
チリ、南アフリカ
陸棚から陸棚斜面の水深50〜3850mにすむ。稚魚は海面近くでオキアミ類などを食べる。3才魚から餌の種類が変わり、成魚は魚類(主にハダカイワシ類)やイカ類を食べる。6〜8年で38〜60cmに成長し、成熟する。産卵期は5月で、海底で産卵する。
 本種を含むノトテニア科の魚類は、南極周辺海域だけに分布する。本種はノトテニア科のうち、最も北に分布する。

築地の入荷量
利用方法
統計資料はないが、冷凍のフィレが1年を通して入荷している。
煮付け、かす漬け、照焼きなど。最近では寿司だねとしての利用も試みられている。

備 考
マジェランアイナメと外見が非常によく似た魚に、南極周辺に分布するライギョダマシ Dissostichus mawsoni がいる。これらの2種は、2本の側線のうち下の側線の長さ(特徴の欄を参照)で区別できるが、混同されてマジェランアイナメとして入荷している可能性がある。
 北部北太平洋に分布するギンダラの漁獲量が減少したため1980年代からその代用として輸入されるようになった。

参考文献
阿部宗明. 1972. マジェランアイナメ(新称). 新顔の魚, 3:6.
岩見哲夫・川口 創・永延幹男. 2001. 南極海およびその周辺海域より報告のある魚類の標準和名のリストならびに新和名の提唱. 遠洋水産研究所研究報告, (38):29-36.
お魚普及センター資料館. 2001. 築地魚市場に入荷した輸入魚類. おさかな普及センター資料館年報, (20):11-22.
中村 泉. 1986. オオクチ. p.258. パタゴニア海域の重要水族. 中村 泉編. 海洋水産資源開発センター, 東京
Hureau,J.C. 1985. Family Nototheniidae. pp.323-385. Fisher,W.ed. FAO species identification sheets for fishery purposes, Southern Ocean. FAO, Rome.
Miller,R.G. 1993. History and atlas of the fishes of the Antarctic Ocean. Foresta Institute for Ocean and Mountain Studies, Carson City, Nevada.
  

(注・提供資料から一部アレンジ)
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