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マイワシ

標準和名
学 名
分 類
流通名
マイワシ
Sardinopus melanostictus
ニシン目ニシン科マイワシ属
いわし、おおば、ちゅうば

地方名 おおばいわし(岩手、新潟)、ちゅうばいわし(新潟)、ななつぼし(岩手、新潟)、ひら(宮城)、ひらご(高知)、Japanese pilchard(英)

大きさ 全長25cmになる。

特 徴

脂鰭はない。胸鰭は腹側にある。背鰭は体の中央にある。口の後端は眼の後縁を越えない。腹部正中線に稜鱗(りょうりん)がある。上顎前縁に切れ込みがない。臀鰭条数は16〜21。主鰓蓋骨(しゅさいがいこつ)に骨質の線がある。体側の黒斑は不明瞭なものから、明瞭な1〜3列のものまである。鱗はとれやすい。


主な産地 茨城県、千葉県、福島県、三重県、静岡県、神奈川県

生 態

沿岸からやや沖合の表層から水深100mぐらいを遊泳する。主に植物プランクトンを食べる。産卵期は12〜6月と長いが、太平洋側では2〜3月、日本海側では3〜6月に多い。1〜30万粒の卵を数回に分けて産卵する。卵は1mm前後で海中に浮いている。1年で体長15cm、2年で18cm、3年で20cmに成長する。
 マイワシの資源は50〜70年周期で豊凶をくり返している。近年では1987年に漁獲のピークを迎えたのち、低水準が続いている。乱獲や外敵による捕食などの原因が考えられてきたが、最近では気候変動による餌プランクトンの増減と、仔魚や稚魚の生残性の関係が有力視されている。


利用方法 刺身、酢の物、塩焼、煮付け、蒲焼き、唐揚げ、つみれ、丸干し、みりん干し、缶詰、しらす干、煮干など。旬は秋。

備 考 国内でマイワシ漁獲量が低迷しているため、マイワシ属魚類の輸入量が増加している。マイワシ属の魚は世界に5種いるが、形態や計数形質にあまり差がないので、外見上の区別は困難である。そのため分布する海域(日本近海、アメリカ西岸、南米西岸、オーストラリア南部とニュージーランド、南アフリカ)によって分類されている。
 ヨーロッパ沿岸に分布する、別属のピルチャードもマイワシの代用として輸入されている。両種は互いによく似ているが、中央付近の鰓耙(さいは)の長さで区別できる。

参考文献

おさかな普及センター資料館. 2001. 表紙. おさかな普及センター資料館年報, (20).
落合 明・田中 克. 1998. 新版 魚類学(下)改訂版. 恒星社厚生閣, 東京.
中明幸広. 2003. マイワシ. p.56-59. 水島敏博・鳥澤 雅(監). 新 北のさかなたち. 北海道新聞社, 札幌.
Whitehead.,P.J.P. 1985. FAO species catalogue. Vol.7. Clupeoid fishes of the world. Part 1. FAO Fish. Synop.,(125)7.


(注・提供資料から一部アレンジ)
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