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カツオ

標準和名
学 名
分 類
カツオ
Katsuwonus pelamis
スズキ目サバ科カツオ属

流通名
地方名
かつお
skipjack tuna (英)

大きさ
特 徴
体長141cmになる。

体の断面は丸い。胸鰭と腹鰭と同じぐらいの長さ。第1背鰭と第2背鰭の間隔は狭い。尾柄部に顕著な隆起がある。第1背鰭前部の棘(きょく)は長い。体の前部のみ鱗がある。側線は1本でなだらかに曲がり、大きく波打たない。背面は暗青色、腹面は白色。体側に黒い縞模様がある(生時は不明瞭)。第2背鰭後方に紫色斑紋がある。



主な産地
生 態
高知県、和歌山県、静岡県、千葉県

カツオは世界中に分布しているので、ここでは日本近海での生態について紹介する。3月から6月にかけて餌を求めて日本の太平洋側を北上する。夏の間、東北から北海道沖ですごし、10月ごろになり水温が下がりはじめると南下する。餌はカタクチイワシやイカ、オキアミ類など。成長は1年で25cm、2年で45cm、3年で62cm、4年で75cm。寿命は12年以上。体長40cmを越すと成熟する。産卵は日本の南部からオーストラリアにわたる広い海域で行われていると考えられている。卵は1mm前後の浮遊卵で、約25時間でふ化する。


利用方法
刺身、たたき、かつお節、なまり節、塩焼、照焼、角煮、アラ汁、茶漬け、酒盗

備 考
カツオの旬は春と秋の2回ある。いわゆる「初鰹」と「戻り鰹」である。「初鰹」は春に北上する群れを漁獲したもので、脂は少ない。江戸時代には相模湾で漁獲されたものが、江戸っ子にもてはやされた。秋に南下するものを漁獲する「戻り鰹」は、夏に十分餌をとっており、「初鰹」より脂がのっている。

異常肉と寄生虫について:
 異常肉の1つに「ごりがつお」と呼ばれるものがある。外見からはわからないが、身が硬くコンニャクをかんでいるようである。現在のところ、原因はわかっていない。
 カツオの寄生虫でよく見られるものは、条虫類テンタクラリア属の幼虫である。寄生されたカツオの筋肉中には、白い米粒様のものが多数入っているので目につきやすい。人体には寄生しない。

参考文献

落合 明・田中 克. 1998. 新版 魚類学(下). 恒星社厚生閣, 東京.
長澤和也. 2001. ベルソーブックス009 魚貝類に寄生する生物. 成山堂書店, 東京.
Collette,B.B. & C.E.Nauen. 1983. FAO species catalogue. Vol.7. Scombrids of the world. FAO Fish. Synop.,(125)2.

  

(注・提供資料から一部アレンジ)
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