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ウナギ

標準和名
学 名
分 類
ウナギ
Anguilla japonica
ウナギ目ウナギ科ウナギ属

流通名
地方名
うなぎ
しらす、くろこ、めそっこ、あお

大きさ
特 徴
全長1mになる

体は細長くいわゆるウナギ型。腹鰭がない。背鰭に棘がない。背鰭、尾鰭、臀鰭は連続する。胸鰭は大きい。側線穴は頭部後方から尾部まで続く。下顎は上顎より前方に出る。背鰭起部は胸鰭後端と肛門の中間からやや後ろ。背面は暗色、腹面は白色で、体にまだら模様はない。



主な産地
生 態
漁業(天然):青森、愛知、茨城
養殖:鹿児島、愛知、宮崎、中国

ウナギの産卵場は、マリアナ諸島近海にある海山の水深百m付近と考えられている。仔魚の採集記録から、産卵期は6月とされている。ふ化した仔魚は透明で柳の葉に似た形をしている(レプトケパルスと呼ばれる)。これは海中に漂うための適応と考えられている。黒潮に乗った稚魚はプランクトン(殻)を食べながら7cmまで成長し、中国や日本列島沿岸に運ばれる。陸地に近付いた仔魚は変態し、ウナギの形になる(しらすウナギ)。本州の太平洋岸では1〜2月の夜間に、しらすウナギが川に上ってくる。しらすウナギはすぐに色が付き(めそっこ、くろこ)、さらに上流をめざす。中には河川に上らず、内湾の浅海域で成長するウナギもいる。川岸の穴や石垣の間、川底の泥などに潜り、主に夜間に餌を求めて行動する。水生昆虫、甲殻類、小魚などを食べる。5〜15年河川で過ごした後、海に下り、産卵場へ向かう。海に下ったウナギは眼が大きくなり、体は全体に黒ずむ。どのような経路で産卵場に向かうのかは、まだわかっていない。


利用方法
蒲焼き、白焼き、燻製、茶碗蒸し、う巻き、酢の物、佃煮

備 考
ウナギ科魚類は現在世界で15種類が知られている。斑紋の有無、鰭の位置、歯列の形などの組み合わせで区別されているが、お互いによく似ていて、実際の識別はたいへん難しい。
 昨年、養殖研究所において、世界で初めてウナギを卵からしらすウナギまで育てることに成功した。まだ研究段階ではあるが、養殖業への応用が期待される。
 ウナギの体表粘液と血清には強い毒があるので、調理の際には注意が必要である。しかし、いずれもタンパク質からなる毒なので、50℃で5分以上加熱すれば無害となる。 

参考文献

塩見一雄・長島裕二. 2001. 海洋動物の毒−フグからイソギンチャクまで−(三訂版). 成山堂書店, 東京.
Aida, K., K. Tsukamoto & K. Yamauchi eds. 2003. Eel biology. Springer-Verlag, Tokyo.

  

(注・提供資料から一部アレンジ)
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