あさり

標準和名
学 名
分 類
流通名
アサリ
Ruditapes philippinarum
マルスダレガイ目マルスダレガイ科アサリ属
あさり、浅利、鯏

地方名
Manila clam(アメリカ)

大きさ
殼長7cmになる

特 徴

左右の殼をつなぐ靭帯(じんたい)は殻の外にある。殻は楕円形で膨らみが強い。表面には布目状の彫刻がある。色彩と模様は変化に富み、白、灰色、茶色、黄褐色、暗色など。内面は白色。


分 布


主な産地
愛知県、千葉県、三重県、韓国、中国、北朝鮮

漁 法

生産量
1990年以降、国内の漁獲量の減少に合わせるように輸入量が増加している。漁獲量と輸入量の合計は11万トン前後で、ほぼ横ばいである。築地市場への入荷量は5808トン(2002年)であった。

生 態

潮間帯から水深10mまでの砂泥や砂礫(れき)底にすむ。水管から吸い込んだ植物プランクトンを鰓(えら)でこしとり食べる。足を使ったり、潮流を利用して移動する。東京湾では1年で殻長1.5cm、2年で3.5cm、3年で4.2cmに成長する。北日本ではこれより遅く、瀬戸内海ではやや速い。産卵期は3〜12月で、関東地方以南では春と秋の2回、北海道では夏に1回。1回に150万〜600万粒の卵を産む。受精は水中で行なわれ、受精後1日ほどで幼生になる。2〜4週間プランクトン生活を送った後、底生生活に移る。


利用方法
味噌汁、酒蒸し、炊き込み御飯、佃煮、天ぷら、ぬた、パスタ、クラムチャウダー、サラダなど。旬は冬から春。

備 考
アサリ属の貝にはアサリのほかヒメアサリ(日本)、ヨーロッパアサリ(ヨーロッパ)などがある。アサリ属のほかにもオキアサリ、オニアサリ、サツマアサリ、リュウキュウアサリなど「〜アサリ」と名のつく貝がある。市場で「大あさり」と呼ばれているのはウチムラサキのことである。
 現在天然種苗のほかに人口種苗の放流もさかんに行なわれている。カキの種苗の輸出にともないハワイ、ヨーロッパ、北米などにも定着している。
 アサリの名の由来は、「漁り」からとする考えがある。

参考文献
奥谷喬司(編).2000.日本近海産貝類図鑑.東海大学出版会,東京.
水産庁水産流通課.2001.水産貿易統計.
田中邦三・奥谷喬司・荒川好満・浜田善利.1999.有用・有害種.p.248-297.
波部忠重・奥谷喬司・西脇三郎(編).軟体動物学概説(下巻).サイエンティスト社,東京.
秦 安史.2003.アサリ.p.316-319.
水島敏博・鳥澤 雅(監).新 北のさかなたち.北海道新聞社,札幌

(注・提供資料から一部アレンジ)
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