ヒラメ

標準和名
学 名
分 類
流通名
ヒラメ
Paralichthys olivaceus
カレイ目ヒラメ科ヒラメ属
ひらめ

地方名
おおくち、かれ、そげ、てっくい、みびき、Bastard halibut

大きさ
体長70cmになる

特 徴

体はやや長く、側扁(そくへん:左右から押しつぶされたような形)する。眼は体の左側にある。無原則の胸鰭中央部の軟条(なんじょう:ひれすじ)の先端は分枝する。口は大きく、上顎後端は眼の後端を越える。背鰭は眼の前端から始まる。有眼側は黄土色〜暗緑茶色で、暗色や白色の小斑点がある。無眼側は白い。


分 布


主な産地
青森県、北海道、愛媛県、茨城県、福島県、韓国、中国

漁 法

漁獲量

輸入量

築地市場の入荷量

生 態

沿岸の浅場から水深200mぐらいまでの砂底にすむ。餌を捕るときは素早く泳ぎ出て小魚やイカなどを食べる。100km以上の距離を移動することもある。産卵期は南ほど早く、九州南部では1〜3月、北海道石狩湾では6〜8月。1期間中に800万〜1150万粒の浮遊性の卵を十数回に分けて産卵する。ふ化した仔魚は全長2.4mm〜2.9mmで、眼は頭の左右にあり、海中をおよいでいる。8mm前後になると右眼が左側に移動し始め、14mm前後で親と同じ体形になり、海底で生活するようになる。


利用方法
刺身、寿司、煮つけ、酒蒸し、ムニエル、フライ

備 考
 ヒラメ属には世界で19種が知られている。これらのうちヒラメだけが日本周辺に分布し、そのほかすべて南北アメリカ沿岸に分布する。輸入されるヒラメ類にはヒラメ(韓国、中国)やナツビラメ(北アメリカ大西洋岸)、サザンフラウンダー(北アメリカ大西洋岸)、カルフォルニアビラメ(北アメリカ大平洋岸)などがある。
 1965年、人工種苗の生産に成功し、ヒラメ養殖は全国に急速に広まった。2002年現在、国内生産量の48%は養殖が占めている。また統計資料はないが、海域で漁獲されたヒラメにも種苗放流されたものが多く含まれている。
 ところで、ヒラメには有眼側に白い部分があるもの(白化個体)や無眼側の一部(まれに大部分)が黒いもの(黒化個体)がある。このような現象は天然ヒラメではまれであるが、人工種苗生産では高率で出現する。この体色異常は若魚・成魚へと成長しても改善されないため、放流や養殖ヒラメの価値を下げるものとして問題となっている。現在、人口種苗の体色の改善に向けでさまざまな対策が検討されている。

参考文献
熊井英水(編).2000.最新 海産魚の養殖.湊文社,東京.
中坊徹次(編).2000.日本産魚類検索 全種の同定 第2版.東海大学出版会,東京.
水島敏博・鳥澤 雅.2003.漁業生物図鑑 新 北のさかなたち.北海道新聞社,札幌.
南 卓志・田中 克(編).1997.ヒラメの産物学と資源培養.恒星社厚生閣,東京.
山田梅芳ほか.1986.東シナ海・黄海のさかな.西海区水産研究所,長崎.

(注・提供資料から一部アレンジ)
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